介護報酬プラス1.2%???

21日に報道されたことだけど。

来年の介護報酬改定は、全体で1.2%のアップと決まった。

http://news.goo.ne.jp/article/cabrain/life/medical/cabrain-36264.html
(配信元はキャリアブレインなのだが、元の方はログインしないと読めないのでこっちを貼っておく。ただ、いずれリンク切れるかも。)
 ←リンク切れました。

全体で1.2%で、その内訳は在宅1.0%+施設0.2%=合計1.2%ということらしいのだが、何故両者を単純にプラスしたものが全体のアップ率になるのか私には全く分からん。
仮に今まで1,000円だったものが在宅では1,010円、施設では1,002円になるのなら、両者の合計は2,000円→2,012円になるわけだから、0.6%しかアップしてないんじゃないの? 2つの数字は足すんじゃなくて、平均を取らないといけないんじゃないの?
少しでも上がった分を多く見せようとして、無理矢理足しているようにしか見えない。馬鹿にしてるねえ。
その考え方はおかしい、というのであれば教えてください。

ま、介護職員処遇改善交付金がなくなって、介護報酬に組み込まれた上でこの数字なのだから、実質マイナスだってのは誰にでもわかる。処遇改善交付金の分が最大1%のプラス分で賄えるわけがない。

結局、今月頭に報道された、特養の内部留保が一施設平均で3億円あるという調査などの結果から、「そんなに蓄えてるんなら国から補助金もらう前に自分たちで何とかしろ」ということなのだろう。

結果として、介護職員の処遇改善は進まないどころか逆戻り決定。離職率もまた上がってきているようだし、何の明るい材料もないままに我々は日々働いていくわけですな。

介護報酬プラス1.2%???」への2件のフィードバック

  1. (在宅報酬アップ分+施設報酬アップ分)÷(在宅報酬+施設報酬)=1.2%
    (在宅報酬アップ分)÷(在宅報酬+施設報酬)=1.0%
    (施設報酬アップ分)÷(在宅報酬+施設報酬)=0.2%
    どうやらこういう意味みたいですよ。何事もわざわざわかりにくくするのが厚生労働省です。

  2. なるほど、全体で1.2%で、うち1.0%を在宅、0.2%を施設に配分するってことなんですね。
    っていうことは、私の挙げた例だと、
    在宅で
    20円÷(1,000円+1,000円)=1.0%
    だから、
    1,000円→1,020円だから実質2%アップ。
    施設で
    4円÷(1,000円+1,000円)=0.2%
    だから、
    1,000円→1,004円だから実質0.4%アップ。
    ってことでしょうか。
    コメントどうもありがとうございました。

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