人脈

この仕事は人の出入りが激しいが、それも良し悪しだと思っていた。
それは多くの人と知り合えることでもあるからだ。つまり、人脈が広がる。この仕事は何よりも人脈が武器になる。

確かにかつてはそう思っていた。だから退職後も知り合いを大事にしようと思っていたが、今はメールすら面倒で、多くの人たちと関係が切れてしまった。
退職した人はさっさと連絡先から消去してしまう有様である。

多くの知り合いがいれば、困った時に頼れる。
今、うちの施設は危機的な状況に陥っているが、介護事業部門責任者がかつてうちで勤めていた事務員と繋がっていたおかげで、手伝いに来てもらえることになり、私は多いに助かった。

こういうこともやはり大事だよな、と思った次第。

代替不可能性

組織から見た個人の価値は、この代替不可能性という言葉に置き換えられる。結局のところ、「その人の替わりを見つけることの難しさ」が、給与などの処遇を決定することとなる。
端的に言えば、「いなくなったらどのくらい困るか」ということだ。

一般に看護職員の方が介護職員よりも給与が高いのは、まさにこのためである。求人をかけても集まりにくく、また人員配置基準をキープしたり、加算を算定するための必要性も高い。
行うべき業務内容から給与が決まっているわけではない。

ただ、日本の雇用についての慣例は、この代替不可能性を必ずしも肯定していない。年功序列制のように。企業でも役所でも、能力ではなく、勤続こそが出世の道であった。
これは、個人の視点からは有り難いことである。己の能力や成果に関わらず、将来が保障されているのだから。しかし組織の視点からは、無能な人間に不必要な給与を支払っていることにもなる。
ただ、かつて国民が皆、夢を抱いて仕事に邁進していた高度成長期とは違い、これでは国際競争には勝てないのも道理だと思うが、まあこれは余談。

しかし、現在の介護業界は。
介護職員1名の替わりを見つけることさえ容易ではない。いわば極端な売り手市場になることで代替不可能性が高まっているのだが、だからと言って給与が上がるわけではないのがユニークなところだ。この理由は、

1. 介護報酬が変わらない以上、給与も上げることができない
2. 替わりが見つけにくいからと言って、誰にでもできる程度の仕事に高い給与は払えないという事実は揺らがない

の2面性がある。

これを打破するには、他の人間にはできない(唯一無二の特技を持っている者などいるわけがないので、正確には「替わりの人間が見つけにくい」)技能を身につけるしかない。それをアピールすることができれば、己の代替不可能性を高め、給与も上げさせることができるはずである。

最低限求められていることをするだけでは、「あなたが必要」などと思ってもらえないのは、当たり前の話だ。

iPadで文章を書く(その2)

エントリ「iPadで文章を書く」の続き。
誰かの役に立つとは思いにくい、単なる独り言みたいな内容だが。

このところずっとiPhone、iPadで文章を書くためのアプリを探し続けていて、ようやく求めるものに巡り合えたかもしれない。

これ。

PlainText 2 – Dropbox text editing 無料
icon

機能は、テキストをデバイスにローカルで、あるいはDropboxやiCloudに保存したり、既にあるプレーンなテキストファイルを開いて編集する。これだけである。
しかし私が求めているのもこれだけのことなのである。

1389359188

画面はこのように実にシンプル。ツールバーもドットやコンマなど、別に普通にキーボードから入力してもそれほど不便じゃないと思えるものが並んでいるだけだが、まだ開発者が移行したばかりのようなので今後に期待。
あとフォントがいまいち。これも今後に期待だな……

ちなみに無料だが、初期状態では下に広告が表示される。今は¥0で広告が除去できる(設定から)が、これは期間限定らしい。ゆくゆくは有料になるのだろう。

ちなみにDropboxと連携する際には、「アプリ」フォルダ内に作られる「PlainText 2」フォルダにだけアクセスするか、それともDropbox全体のテキストファイルにアクセスできるようにするか選べる。私はPCでも頻繁にアクセスしてテキストを編集するので、後者の方が管理しやすく、有り難い。ただそうすると、オフラインで多数のファイルを更新してからオンラインで同期する際に、ちょっと時間がかかる。

現状でも充分使えるし、今後にも期待して良さそうな良アプリではないか。

感染性胃腸炎にかかりました

いやー、見事に感染性胃腸炎にかかりました。
10年ぶりくらいだな。

施設で流行っているものに感染したわけだが、「職員が手洗いさえ完璧に行えていればそう広がるものでもないのでは」などと書いた罰が当たったとしか言いようのない状況である。

まあ、言い訳をさせてもらえば、それまで症状のなかった方の排泄ケア中、トイレに座る前に目の前でいきなり下痢便噴出となれば、私だって身の守りようがなかったわけで。
マスクはしており、その後何かをする前に急いで手袋はしたが、飛び散った便が衣服に付いたとしたらどうしようもない。
衣類を即座に全部脱いで、色落ち覚悟で次亜塩素酸ナトリウム水溶液に漬けるわけにもいかんしね……

ということで本当はブログなど書いている場合ではないのです。

脱水起こしちゃいかんと思って水分は摂っているつもりだけど、尿が全然出ない……心配になって無理に出してみたら真っ赤……
明日仕事行けるのかな……

病院と施設の間

発熱や食欲不振により総合病院を受診、レントゲンや血液検査などの結果、レントゲンで異常はないがCRP値や白血球数が多く、体のどこかが炎症を起こしていると思われるが、場所は特定されずに肺炎もしくは尿路感染の疑いということで入院。
ついでに脱水も起こしていたりする。

抗生剤と点滴での治療が開始される。しかし認知症があり、点滴を抜去してしまう可能性が高いということで抑制される。もちろん排泄はオムツ。

やがて解熱し、食事も摂れるようになってきたので退院となる。

褥瘡とまではいかなくとも、陰部の皮膚状態はかなり悪化している。
また認知症も入院前よりも進行している。

やがて、また食欲が低下し……

こんな話はもう何度も見聞きしてきた。

施設は、病院は何をやってるんだと思う。
認知症の周辺症状をさらに悪化させ、褥瘡を作り出す。

しかし病院も、施設は何をやってるんだと思っているのではないか。
水分摂取すら充分にさせずに、入院せざるを得なくなってから、「では、お願いします」と病院へ受け渡しているだけではないのか……