清拭の布

皆さんの施設では、排泄ケア時の陰部清拭には何を使っているだろうか。

例によって私個人の経験から話をすると、最初に勤めた老健では、当初はペーパータオルのようなものを使っていた。
ロールになっていて、それを湯沸かしポットみたいなものに水と共に入れておくと、適温に温められ、ポットを持っていけばいつでもどこでもウェットティッシュのように引っ張り出して使えるというわけだ。
これは非常に便利だし、衛生管理もしやすい。ただ、コストは馬鹿にならない。具体的な金額はさすがに忘れてしまったが、高価で導入する施設が少なかったのだろうか、やがては生産中止となり、それを機に使用を中止せざるを得なくなったと記憶している。

その後は、確かリネン業者に委託したのではなかったか。つまり、おしぼりのように、1回使用したら業者が回収し、工場で消毒、洗浄した後に施設に納入する。1つずつビニールに入れられていたような気もするが、そうでなかったかもしれない。

別の施設、住宅型有料老人ホームでは、いらなくなった衣類やタオル類などを小さく切り、それを湿らせてからウォーマーで温めていた。使い捨てなので衛生管理もさほど問題はない。湿らせる段階で菌の付着を極力減らすように努力し、またウォーマー内で繁殖しないように心掛けるくらいである。
ただ、これは布の用意が大変だった。ご家族さんに要らない布類があったらお譲りくださいとお願いし、またお亡くなりになった方の衣類などを頂戴して使った。これは、実のところ今私が勤めている介護付有料老人ホームでも全く同じことをしている。

ただ、今の施設では、その他に使い回しの清拭布も使っている。使い捨てだけでは賄いきれないのである。前の施設でそれができたのは、入居者もオムツ使用の方の数も少なかったからだろう。
ただ、使い回しとなると衛生面だけではなく気持ちの問題もある。他の人のお尻を拭いた布を使われるのに、良い気はしないかもしれないという。ただ、それは業者に委託しても同じことだし、例えば我々が入浴施設でタオルを借りたり、外食する際に多くの客が使った使い捨てでない箸を使ったりするのと同じかも……

結局は衛生面、コスト共に、業者に頼むのが一番なのではないかと思う。

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