排泄物などの処理方法

うちの施設は人手不足が慢性化しており、新人が入ってきても充分な教育ができないまま独り立ちとなり、しかもさらに新しい職員を指導する立場となってしまう。また基本的に小単位のフロアを一人でみる時間が長いため、他の職員の目が届かない。
これらのことは何度か書いたと思う。

感染予防対策も、私が入って来た時にはそれほど酷い状態ではなかったと記憶しているが、今はかなり職員によってやり方がまちまちになっているようだ。特に、排泄物等の処理方法において。

基本的に、感染源となりうる排泄物、嘔吐物、血液、体液等の消毒には、1,000ppm(0.1%)の次亜塩素酸ナトリウム(商品名は「ハイター」など)を使う。床などに付着した場合もそれを用いて拭き取るし、衣類も、消毒用のバケツで充分に浸漬した後に洗濯する。

しかし、次亜塩素酸ナトリウムは強い漂白作用があるので、色柄物の衣類は漬けておくと色落ちする。そのため、色柄物には、いわゆる「ワイドハイター」などを使うことになっているが、実のところこれは過酸化水素(酸素系)なので、「除菌」などと書かれていても、例えばノロウイルスには効果がない。これは逆性石鹸でもアルコールでも同じで、悩ましいところだ。
熱で消毒しようと思えば85度以上で1分。これでは変質してしまう可能性も高いだろうし、解決策はたぶん存在しない。「色落ちに注意しながら次亜塩素酸ナトリウムを使いましょう」と言うしかない。

うちの施設では、どうもこの消毒の過程が省かれることがあるようだ。おそらくは職員の無知によるものだろうと思われる。特に尿で濡れた場合、そのまま洗濯機に直行しているらしい。
まあ、嘔吐物や下痢便に比べ、尿からの感染というのは、そうそうはなさそうだが。

また、排泄物などは、新聞紙にくるんで、共用トイレに置いたゴミ袋に捨てられる。
一応蓋のあるゴミ箱はあるのだが、容量が小さすぎて一瞬で一杯になってしまうため、全く使われていない。しかし、嘔吐物や便は乾いて空気中に飛散することもあるというし、これは好ましくない。と言って汚物処理専用の空間はないので、大型のゴミ箱となると置き場に困るのもまた確かである。
うちの汚物処理室は何と、脱衣室を兼ねているのだ! 設計者が無知だったにしても、何故誰も反対しなかったのだろうか。

これからインフルエンザやノロウイルスが流行しやすい季節となる。再確認しておいた方がいいかもしれない。

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