残業の考え方

介護の仕事においての時間外労働の考え方について。

例えば介護職員は、現場での通常の介護業務の他にも、やらねばならない仕事を与えられているものである。レクや行事の準備、ケアマネジメントの補助……これらを勤務時間外に行うことに対して、時間外手当を支給することは必要だろうか(①)。
また、他の職員の欠勤や遅刻早退によって、その穴を埋めるため、急に残業しなければならなくなった場合はどうか(②)。

私としては、①については時間外手当を支給する必要はないが、②は必要だと思っている。

①については、職員によっては、要領良く通常業務の合間に行うことで、残業をせずに済むことがある。もしもこうした残業で手当が出るなら、頑張って勤務時間内に終わらせようという意欲が失われる。仕事を早く済ませる能力のある人間が、むしろ損をするような仕組みは好ましくない。

②については、同じ時間外労働であっても①とは全く異なる。①が、自分で先の予定を立てて行えるのに対し、②はそうでないからだ。「この日、この時間にやってください」と施設から指定する以上は、その分の手当を支給するのは当然である。
でなければ、やがては「私、今日は予定があるので無理です」などと断られてしまうことになり、施設にとって却って損失となる。

このルールは、私が以前に勤めていた法人の事業所で管理者をしている時に、自分が本部へ時間外労働の伺いを立てる際に決めたものだ。

もし、①の場合で、そもそも与えられた仕事が、明らかに勤務時間内に終わらせるのは不可能な場合、どうすればいいか。
それはもう上司にそのことをそのまま伝え、仕事を減らしてもらうか、増員を願い出るしかない。それが認められなければ、今度は我慢するか退職するかの二択である。

②で法人が手当の支給を拒否した場合、「困るのは利用者さんだから」とサービス残業も致し方なしと考える職員は、善し悪しで言えば間違いなく「善」なのだが、正しいか誤っているかで言えば「誤」である。それが当たり前となって得をする人間はいないし、また本人にとっても、そうした形で負担を増やすことは、健康的に長く勤めるという視点からマイナスになりかねない。
管理職にある方々には、よく考えていただきたいと思う。

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