介護の職場における頭脳労働

介護の業界では、頭脳労働への理解が非常に低い。
いや、むしろ絶無である。

頭脳労働というのは、言うまでもなく肉体労働の対義語ではあるが、例えばPCを使った単純な入力作業などは、ここでは含まない。「考えること」が中心となる仕事のことである。

一番顕著な例が、「PCの前に座っていると暇そうに見える」ことだろう。
私は直接言われたことはないが、そう思われていても不思議はないと思うし、知人が周囲の職員からそういう目で見られているという話は聞いたことがある。

また、介護事業所は利用者本位であらねばならない。この「利用者本位」とは、介護の現場こそ最も大事であるということだと、暗黙のうちにみなされている。
その結果、現場に欠員が出れば、その他のことは全て後回しにされて当然だというわけだ。たとえ事務所に誰もおらず、電話に出なくても、来客に気が付かなくても、入居者さんの用事に応えられなくても、それは仕方がないと。
ましてや頭脳労働など、たぶん多くの職員に、存在していることすら認知されていないだろう。

この結果、頭脳労働を行う者は、自宅に仕事を持ち帰り、一日の多くを仕事に費やすことになる。仕事から解放されることなど片時もない。

今、私は指定更新にあたって保険者から不備が指摘された書類の作成と、運営推進会議の準備を抱えているのだが、私が自分で立てていたスケジュールは、現場職員の急な欠勤を補ったために全て消し飛んだ。その分の時間はどこからも返って来ない。現場に入っている以外の自分の時間を充てるしかないのだ。
そしてプライベートが壊れていく。健康も。

ストレスが原因とされる疾患は悪化する一方だし、夜勤の前の日は特に眠れなくなってしまった。首が痛み、それはやがて頭痛になる。

時間外労働が多いということは全く問題ではない。これまでの職場ではもっと働いていて、日付が変わることさえ珍しくなかった。そのことを辛く思ったことはない。
ストレスなのは先の計画が全く立てられないということだ。いつ現場に入ることになるか予測ができないのだから。
その結果、自分の仕事に優先順位をつけることもできない。現場に入り続けているうちに締め切りが来てしまうことになる。

このブログも、ここしばらく自分で納得のいくエントリが書けていないなあ。

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