事業所が開設してからの年数と就職・転職

私はこれまで、介護の仕事を初めてから、大まかに分けて3つの事業所を渡り歩いてきている。「大まかに」というのは、それとは別に短期間の出向などもあるからだ。

最初の職場は、私が入職した時には開設して1年ほど経っていた。2つ目は開設時、いわゆるオープニングスタッフとして。そして3つ目、現在のところは、開設して1年半というところだった。

一般に、開設してから長く経っていればいるほど、システムがしっかり作り上げられているため、新人職員は楽である。既にあるものを覚えればいいのだから。
しかしそれは同時に、既にあるものを変えていくのは難しいということでもある。つまり悪しき慣習が存在していれば、それを改めさせるのは容易ではない。

一方、オープニングスタッフは、新たに自分たちが作り上げていかねばならないことが多いので、その点は大変だ。しかしこれも、逆に言えば自分のやりたいようにやりやすいということでもある。また、事業所のオープニングに備えることは自分にとっても勉強になる。嫌でも法令などを当たらなければならないのだから。

それと、もう一つ重要なのは。
既存の施設では、職員の人間関係も既にできあがっていることが多いので、その中に入っていくことは、人付き合いが苦手な人間にとってはかなりの苦痛だったりするようだ。その点、新規の事業所であれば、多くの職員が初めて顔を合わすことになるので、そういった苦労は少なくて済むだろう。

以上は、ある程度の経験を積んでから転職する場合であって、未経験であれば、やはりある程度は開設してから年数の経っている事業所を選ぶべきだ。
しかし経験がなければ事業所の良し悪しなど前もって判断できるはずもなく、あまりよろしくない事業所に勤めてしまうと、悪い習慣が身についてしまう。このあたりは完全に運だと思うが、介護事業所では一般的にその事業所の責任者が面接を行うことが多いので、その者の印象が悪い事業所は、えてしてサービスもそんなものだ。

かれこれ10回くらいは面接を受けている、私の経験では。

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iTunesアフィリエイト提携先の変更

iTunesアフィリエイトの提携先が、LinkShareからPHGというところに変わった。

アフィリエイト提携先変更に伴う登録や設定方法についての情報を求めて、検索サイトから来られた方は、残念ながらここには何の情報もありませんので、以下のブログあたりをご覧になるのがよろしいかと。

iTunes アフィリエイトの提携先が PHG へ変更、登録と設定、リンク生成の流れ
http://shirose.jp/2013/08/itunes-affiliate-phg/

金融機関を指定するのに、普段私が使っている銀行はどこもSWIFTコードを持っていなかったため、口座をまた一つ新たに作らなければならなくなってしまったという……
それにしても支払最低金額が30,000円(らしい)のにはびっくりである。うちのブログでは、たぶん永遠に紹介料の支払いを受けることはできなさそうだ……

まあ、うちの場合、もともとアフィリエイトをやっていても小遣い稼ぎにもならない。目的はむしろ画像などを使わせてもらえることにあったようなものなのだが、提供されているリンクメーカーでは、テキストおよびバナーを使ったリンクしか生成できないという……画像はiTunesプレビューのページあたりから引っ張ってくるしかないのかな……ってそんなことして良いのかも分からないのだが。

そんなわけで、今日はひたすらリンクの貼り直し(´;ω;`)

一つ一つ直すのではなく、もっとラクな方法もあるようなのだが、私には無理だ……

認知症の人たちの村(続続)

エントリ「認知症の人たちの村」「認知症の人たちの村(続)」の続き。

私がTwitterでフォローしている、とある訪問診療クリニック(認知症初期集中支援チームのモデル事業を行っている)の先生がHogeweyへ視察に赴かれたとのことで、現地よりツイートされていた。

これまでになかった情報として、総費用は月60万円ほどであるという。「保険からまかなわれる」とのことだが、自己負担分はどのくらいなのだろうか。
いずれにしろ総費用がそれだけかかるとなると、日本ではやはり困難だろう。介護保険の区分支給限度額の倍くらいにはなってしまう。その上で同程度のことをやるとなると、自己負担分が30万円くらいにはなりそうだ。
逆に言えば、それだけ支払える方を対象にすれば実現可能ということでもあるだろうが……

それにしても、やはり認知症ケアの理念などには学ぶべきところが多そうだ。
(関連エントリ:認知症の人たちの村 /認知症の人たちの村(続)

訴えに振り回される

うちの施設に、胆管がん末期で認知症の方がいる。
痛みも倦怠感も強いと思われるのだが、おそらくは身の置き所がないのだろう、ベッドに入ったり車椅子に移乗して起き出したりを繰り返される。
そしておそらくは腹痛を尿意や便意に置き換えているのだろうと思われるが、頻繁にトイレに行かれる。時には戻って来てから数分ともたない。
少し前まではトイレの動作は自立していたのだが、今は体力も落ちており、転倒のリスクが高いため職員が介助している。そのためトイレへの行き来が始まったら、介助する職員はただそれだけに追われ、その他の仕事は全くできなくなるほどだ。せいぜい車椅子を自走してトイレまで辿り着く間、傍から離れられるだけ。

多くの職員は、言われるがままにトイレ介助を行っているようだが、私はあまりに間隔が短いようであれば、気を逸らせてベッドや食堂へ誘導している。トイレの動作も体への負担となるだろうし、トイレに座っても何も出ず、痛みも軽くならなければ、却って辛いのではと思うからだ。

また、もう一人別の方。
以前にエントリ「照明と昼夜逆転」で書いた方だが、相変わらず部屋の灯りを消してと訴えられる。一時期はそれでも灯りがついている時間が長くなっていたのだが、最近は逆戻りだ。職員が安易に訴えに従った結果、居室は好天の日の真昼間以外は薄暗い。これではメラトニンの分泌のリズムも崩れ、昼夜逆転して、夜中に大声を出してくれと言っているようなものだ。

高齢者は眩しさを感じやすいと言われるので、眩しいというのもある程度は事実だろう。しかし食堂などではまず眩しいとは言われないので、意識がそこに向いてしまう場合にのみ訴えが現れると思われる。だから私は、午後8時から午前6時までの間以外は明かりを消さない。
「灯りを消して」と訴えられたら、灯りを消す代わりに、その方が嫌がること、例えば居室の扉を閉めるなどしておく。すると訴えは「戸を開けて」に変わるので、それを叶えてあげると、以後灯りを消して欲しいという訴えが現れず、テレビを眺められていたりする。

職員が灯りを消したからと言って、以後は静かに臥床しているというわけでもない。今度は「食べる物おくれ」「お水おくれ」と訴えられたりする。それは主治医から禁じられているので(ガーゼで口を湿らす程度のことも!)職員は結局、訴えに応えられなくなる。

訴えに耳を貸すことは大切だ。しかし、それは必ずしも訴えに従うことだとは思わない。
その方が本当に望んでいることと、現れる言葉とは必ずしも一致しないものだ。認知症の方であればなおさら。
前述した一人目の方であれば、やはり痛みを取り除くことだろう(倦怠感や身の置き所のなさに対処するのは難しいが……)
二人目の方は、寂しいのだと思う。

また、訴えのない方には何もしなくて良い、とも思わない。言葉に囚われていると、それも見えなくなってしまうのではないか。

スキンシップ

特に認知症ケアでは、スキンシップが重要だと言われる。

私も、理屈としては、エントリ「タクティールケアと対人関係論」「周辺症状は対人関係の障害から現れる」などで書いたように、スキンシップは特に言葉によるコミュニケーションが難しくなった方や終末期の方に対して、良好な人間関係を築く有効な手段であると思っている。

しかし実際には、あまりスキンシップは得意ではない。

一番の理由は、自分はこれまであまり他人に手を握っていて欲しいと思ったことがないということかもしれない。
幸い今まで大病をしたことも大怪我をしたこともなく、風邪を引いて辛いくらいならば、一人にしておいてと思ってしまう。

望んでもいない方に対して手を握るのはあつかましいのでは……などと思ってしまうのだ。
自意識過剰だと我ながら思う。つまらないことにこだわっていないで、自然にスキンシップができるようにしていかないと。