スケールを使う

750近くもエントリを立てていると、介護に関することはもう一通り書いてしまったような気さえする。
だが、それでも時々「あ、このことまだ書いてなかった!」ということが見つかる。実際、まだまだ書いていないことは多いはずである。

今日は評価尺度について書こうと思う。

私が最初に努めた老健では、新しい方が入所されると、看護師が転倒リスク評価(どこかの病院が作成したものを改変していたはず)を、介護士がDBDスケール(Dementia Behavior Disturbance Scale)を施行していた。
また、相談員である私は、入所申込の段階でZarit介護負担尺度を行うことが多かった。家族が介護をどの程度負担に感じているかを知ることは、在宅復帰を検討していく上で参考になったからである。
医師も適時、改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)を施行していたはずだ。

評価尺度には2つのメリットがある。1つは、評価を主観的でなく客観的なものにできること。もう1つは、経時変化が把握できることだ。
老健では、主に前者の目的で行っていた。今の私は、後者の目的で行うことが多い。

つまりアセスメントの一環として、認知症の進行が特に懸念される方にはHDS-Rを、周辺症状のある方にはDBDを施行している(と言っても、実際にはDBDを取っておこうと思えるほど周辺症状の強い方はあまりいないのだが)。そしてモニタリング・再アセスメントの際に再度施行して、変化を見るわけである。
また介護付有料老人ホームではご家族さんが感じている負担を測る意味はあまりないのだが、ご本人さんとご家族さんの関係性を推し量る意味で、Zaritを施行したこともある。これは必要があってというよりも、ほとんど好奇心みたいなものでしかないかも。

前者の目的では、うちの施設では全く活用されることはない。そもそもうちの施設でHDS-Rや、ましてやDBDなど知っている職員はいないだろう。
主治医にFAXで連絡するついでに、「HDS-Rで何点でした」ということを書いたことはあるが、あまり役には立てられていないだろうなあ、と思う。

ケアマネジメントを科学たらしめるには、客観的な指標は不可欠である。これからはもっと活用されるようになっていくべきだと思っている。

DBDスケール
1379498273

Zarit介護負担尺度
1379498279

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