施設ケアマネが現場に入ることについて、改めて

これまでにも施設ケアマネの兼任(特に現場に入るということ)については書いたことがあるような気もするが……

施設で、ケアマネが現場に入ることにはメリットとデメリットがある。
メリットは、自分でサービス提供できること、常時モニタリングができること。
デメリットは、居宅のケアマネのように第三者的な立場からでなく、サービス提供事業者である施設側の視点に立ってしまいがちであること。

例えば、「この方にはこういう援助をしたいけど、今のうちの施設の現状では難しいかも」ということがあるとする。
このとき、兼任のケアマネである自分が現場に入っていれば、自分でその援助をすることができる。そしてその援助が実際にできるのか、効果はどうなのかが自分の目で見られる。
だが、それはスタンドプレイになりやすいし、そうなれば職場の調和を乱しかねない。また何より、ケアマネが現場職員としての目線から、「そんな面倒なことはしたくない」と、無意識的に感じてしまう可能性もある。

一方、専任のケアマネであれば、現場の都合(目の離せない方がいるので、職員の負担が大きいとか)を鑑みて妥協することなく、本来望まれる援助をプランニングしやすい。しかしそうなると、プランには記載されているものの実際には援助が行われない、ということにもなりかねない。つまりプランと実際の支援とが乖離してしまうのだ。

私個人としては、大きい施設では専任が、小さい施設では兼任が適していると思う。
大きい施設では介護、看護、栄養といった各部門がきちんと役割分担していて、それぞれに責任者もいるので、各部署の協働を図るにはケアマネは独立していた方が好都合だ。
しかし小さい施設だと、役割分担は職種よりも個人の資質によって行われるようになりがちで、またその方が何かと便利だ。ケアプランの変更なども、兼任している方がスピーディーにできる。

いずれにしろ、施設の中でケアプランの位置付けが、例えば「法で必要と定められているので仕方なく用意している紙切れ」では、ケアマネの立ち位置が辛いものになるのも当然。
そこをまずクリアしないと、専任にしろ兼任にしろ、メリットを生かしていくことなど叶わない。

とまあ偉そうに書いたものの、実のところ、私も兼任していて時間と業務のバランスがうまくとれずに苦労しているのだった。
まあ、そんなものだよね。

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