Digital dementia

昨日は職場の同僚の披露宴に出席、そしてその後の二次会では幹事と司会。さすがに疲れ、早々に寝てしまったためブログ更新ができなかった。
今年の初めに、年350回以上ブログを更新しようという目標を立てたのだが、今年の前半で既に10日休んでしまっている。後半であと5日しか休めないというかなり厳しいペースになってきた……

さて。
最近、「Digital dementia」という問題がしばしば採り上げられている。例えばこの記事。

New ‘digital dementia’ plaguing young tech users
http://www.foxnews.com/health/2013/06/26/new-digital-dementia-plaguing-young-tech-users/

10代、20代の若者が、デジタル技術の「濫用」によって認知機能が低下しているという。これを「デジタル認知症」と呼んでいるのだ。
認知機能検査の結果を統計的に分析した研究はたぶんないだろうから、今のところこうした現象は懸念されているという程度なのだろうと思う。

上記の記事では、短期記憶障害と感情の平坦化が主な症状として上げられている。デジタル機器の使用は左脳を発達させ、相対的に右脳の発達障害を起こすという。

私も、歳を取って忘れっぽくなっているということはあるだろうが、それにしても数字などを覚えられなくなった。4年前に転居した自宅の郵便番号さえ、すっと思い出せずに「あれ?」となり、ケータイで確認することが少なくない。まあ、これは短期記憶の障害とはちょっと違うが、使わない機能が退化してきている例と言えなくもないかと思っている。

また、デジタル技術は、基本的に単純明快である。エラーが出るのにはきちんと理由があり、人間の感情のように曖昧なものはない。若い頃に、そうした曖昧なものに触れている時間が短ければ、たぶん人の心の機敏には鈍感になってしまうだろう。

進化の過程で、人間の脳が変わる時期がやってきているのか。それを見極めるためには、もう少し成り行きを見守る必要がありそうだと思っている。

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新人への教え方

昨日はまたブログ更新を落としてしまった。理由は、職場の同僚の披露宴の二次会の幹事を任されており、それがいよいよ明日に迫ってきているため、その準備に追われているからである。
そんなわけで、今日もじっくり書いている暇がなかったりするのだった。

さて、このところうちの事業所には、新人職員が立て続けに入ってきている。頭数だけは増えたが、果たしてそれがやがて人手として数えられるようになるのかどうかは不安があるが、それはともかく。

現場に入る日数が多くない私でも、新人に付いて教えなければならないことがある。その時にいつも迷うのは、「初めはとにかくやり方だけを教えた方がいいのか、それともなぜそうするのかの理由も一緒に説明したほうがいいのか」ということだ。

理由が分からなければ、状況に応じた対応はいつまで経ってもできないだろう。
と言って、事細かに教えても、情報量が多ければ頭には残るまい。

たぶん、まずはやり方だけ、次第に理由も説明していく、というのがいいのだろう。しかし私が一人の職員に付く期間は長くないので、なかなかそういうわけにもいかない。そうなるとどうしたものかな……とよく悩んだりするのだった。

ボランティアでポイントを

千葉市が、市の指定する特養等でボランティア活動をするとポイントが付与され、介護保険料として使えたり、将来自分が介護を必要とするようになった時に利用料としても使える制度を始めるという。

ボランティアでポイント 将来の介護保険料に 千葉市が7月から新制度
http://sankei.jp.msn.com/smp/region/news/130620/chb13062022140005-s.htmリンク切れました。

清掃、配膳、話し相手といった活動に対し、1日1~2ポイント(1ポイントは100円換算)が付与されるらしい。
個人のボランティア活動で、ポイントといういわば疑似通貨が獲得できるというアイデアは、私は嫌いではない。活動されている方が何らかの形で利益を享受するのは良いことだ。
もちろん、時給に換算してしまうと悲しいことになりそうではあるが(1日を何時間と想定しているのかは分からないとはいえ)、目的を見誤らないためにも、そのぐらいでいいのかもしれない。

しかし本当は、単純に「今、他の人にしてあげたことは、将来自分もしてもらえる」というギブアンドテイクを保証できたらいいのに、と思っていたりする。
つまり、在宅の要援助者がヘルパーに頼めずに困っていること、例えば趣味や嗜好品の買い物、外出の付き添い、草取り、ペットの世話、雪かきなどのボランティアをしたら、将来自分がそれらの支援が必要になった時に、ボランティアに優先的に支援してもらえるというシステムだ。
施設での活動でも、清掃や配膳といった「職員の代わりの作業」ではなく、例えば図書館に行って読みたい本を借りてきてあげるとか、本の朗読、話し相手などを中心にすべきではないかと思う。いわば、現代の日本ではお金に換算できないものを、世代を超えてやりとりするわけである。

ただ、こうなると個々の活動に対し、行ったことを証明するのが難しくなる。それに、本当はそんな見返りがなくとも、互いに助け合える社会が理想なのはもちろんなのだが。

ところで千葉市では、自治会や地域グループの福祉活動にも100~300ポイントが付与されるというが、これは良い案だと思う。形骸化した、実のない集まりを助長しないことを願うくらいで。

課題整理表

平成24年度介護支援専門員研修改善事業報告書を公表します
http://www.jri.co.jp/page.jsp?id=23352

社会保障審議会介護給付費分科会や介護保険部会において、介護支援専門員が適切なアセスメントができていないのではと指摘されており、それを受けて「介護支援専門員の資質向上と今後のあり方に関する検討会」が開かれていることは、ここでも何度か触れている。

また、それと併せ、ケアプラン様式の見直しも行われてきているのはエントリ「居宅サービス計画書の新様式案」などで書いたが、再び日本総研から、調査(笑)の報告がなされたわけだ。

とにかくケアマネはアセスメントができていないというのが、まず大前提にされてしまっている。そこで、アセスメントの一部を統一した書式に転記させ、ニーズを導いた理由がサービス担当者たる専門職、そしてケアマネにアドバイスする者たちにわかりやすいようにしようというわけだ。

私は、ケアマネが適切なアセスメントができていないというのは、国の決め付けに過ぎないと思っている。
地域ケア会議を軌道に乗せるため、それを行うための理由付けとして、ケアプランを検証する必要があるのだと皆に思い込ませたいだけではないか、と。
もちろん、アセスメントができていないケアマネだっているだろう。しかし、他の要因、つまり医師や居宅サービス事業所の側の事情によって、望まれる援助ができていないケースだって多いだろう。

まあ、いずれにしろ1年前に引き続いての報告であり、課題整理表が導入されるための道筋は着実に辿られている。今さら「こんなもの負担が大きいだけで役に立たない」と言い出したところで、時既に遅しといった感が否めない。

もちろん、実際には、ケアマネがニーズを導き出した過程をチーム内で共有したり、スーパービジョンを受けるためには、こんな書式など改めて作る必要はない。ケアチームが、クラウド上で情報を共有すれば良いだけのことである。サービス担当者会議には、皆がノートPCかタブレット端末を持って参加すればいい。

ただ、それだけの話なのに。

書類のデジタル化

私は整頓が全くできない整理魔である。

つまり、何をどこにどうやって収納するか、その秩序を作るのは大好きなのだが、その決めた場所へきちんと収納していくことができないのである。全く困ったものだ。

これまで、書類はきちんとファイルに綴じておくのが好きだった。スキャンしてデジタルデータにしようとはあまり考えたことがない。
今までは、デジタルデータを見られるのはパソコンに限られていたからだ。見るたびにいちいちパソコンを起動するのは面倒だし、長時間パソコンの前に座って閲覧するのも楽ではない。それなら、ファイルを手にソファに行き、そこで紙をめくったほうがいい。

しかし、iPad miniを買ったことで事情が変わった。iPad miniを手にソファに座れば、何でも見たい書類が見られるなら、その方が幸せに決まっている。

ということで、まずはファイルに綴じてある雑誌の切り抜きをデジタル化してみることにした。

最も手軽なスキャンの方法は、iPhoneのカメラを使ったスキャンアプリだろう。たとえばこれだ。
しかし、解像度は充分のはずなのだが、ピントがいまいち合いにくいのと、光が写り込んだり、おそらくは暖色光の照明のせいで黄ばんで見えたりする。色を調整することはもちろんできるが、そんな手間をかけていたのでは全く手軽とは言えない。
コピーの代わり程度の用途なら充分に実用的なのだが、雑誌をそれなりに綺麗に保存しておくためには適さないと言えよう。

やっぱりスキャナか。
しかし自宅のスキャナはかれこれ10年も前の機種(CanoScan FB-1210U)で、当然Windows8には対応していない。仕方ない、XPでやるとするか……
が、実際にやってみたら、いったい何の不具合なのか、動作が非常に遅くてイライラする……

解像度は、迷った末150dpiにした。
iPad miniの画面は163dpiなので、今のiPad miniで見る限りにおいては充分のはずだ。しかし将来、iPad miniもRetinaになったら粗く見えてしまうのだろうか? ネットで調べてみると、やはりカラーは300dpiといったところが今のスタンダードらしい。しかし、今のタブレットでは表示が重くなってしまうこともあると……そう、それに容量との兼ね合いもある。やはり150dpiで良しとしておこう。

そんな感じでいったんJPEGにし、それをフリーソフト(pdf_as)でPDFに結合。これをiTunesに登録し、iPad miniに転送する。
そしてiPad miniのiBooksアプリで表示した画面がこれ。

1372089450

A4サイズの雑誌がiPad miniの画面サイズに縮小されても、充分に読める。
本当ならOCRをかけて検索もできるようにしたいのだが……まあそれはおいおいやるとしようか。

さて、ここまではあくまで趣味の話。しかしこれは当然、仕事にも応用できる。
仕事でネットからPDF形式のファイルをダウンロードして読むことはよくあるが、これまでは結局紙にプリントアウトするのが一番便利だった。しかしこれもタブレットに入れれば、プリントアウトせずに済む。
例えば厚生労働省の『高齢者介護施設における感染対策マニュアル』などは103ページもあるが、これとてタブレットに入れておけば、見たい時にはいつでも参照できるわけだ。

遅ればせながら、書類のデジタル化を進めてみようかと思った次第。