450時間研修

かれこれ2年ほど前になるか。
平成27年度から、3年以上の実務経験を経て介護福祉士国家試験を受験するには、450時間以上の実務研修を受講しなければならないこととなった。

そしてこの度、その450時間研修はEPA(経済連携協定)で来日した介護福祉士候補者には免除されるという。

まあ、そもそもこの450時間の研修の義務化は実に馬鹿げている。3年の経験を経た職員を、それだけの長期間の研修に出すことが事業所にとってどれほど厳しいことか。しかも、当然研修の費用は無料ではない。
養成校経由でなくこの業界に入ってきた者にとっては、介護福祉士試験のハードルが上がるわけだ。それにより資格取得のモティベーションは確実に下がる。結果、資格取得者の資質向上よりも、資格の有名無実化が進むことになる。

研修は、やりようによっては当然有用である。しかし、どうせ基本的にはただ出席していれば修了できるようなものになるのは目に見えている。

資質向上を図るのは大いに結構だが、その前に処遇改善を進め、介護職の魅力を高めておかなければ意味がない。こんな当たり前のこともわからないとは。

そして、これについてのパブリックコメント募集が行われている。
今さら根本的なこと、つまり研修の義務化がいかに無駄であるかを訴えてもどうなるというものでもないとは思うが、一応。

社会福祉士及び介護福祉士法施行規則及び精神保健福祉士法施行規則の一部を改正する省令案に関する御意見募集(パブリックコメント)について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495120329

とまあ、今日のエントリは介護業界にいる者ならほぼ全員が同じ考えであろうことを書いてみた。

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