レビー小体型認知症の診断の難しさ

アメリカのレビー小体型認知症協会(Lewy Body Dementia Association : LBDA)が、962人のレビー小体型認知症の方の介護者を対象に行った調査についてのレポート。

レビー小体型認知症の診断は容易ではないが生命に関わる重要なこと(英文)
http://www.alzheimersweekly.com/2013/01/diagnosing-lewy-body-dementia-is-tricky.html

レビー小体型認知症の8割が、当初アルツハイマー型認知症などと誤診されていたという。そして半数の方が、1年に10回以上、3人以上の医師の診察を受けてようやくレビー小体型認知症と診断された。
運動障害から始まったためにパーキンソン病と診断されていたグループと、認知症状から始まったためにアルツハイマー型認知症と診断されていたグループとに分かれ、さらに少数ではあるが、幻視など精神症状から始まったグループもあるという。

この記事は、レビー小体型認知症は特定の薬に対し非常に敏感であり、60%が抗精神病薬によって深刻な状態となり、中には悪性症候群となり生命に関わることもあると指摘して締められている。

もちろん誤診が多いという事実が示しているのは、医師の能力の低さではなく、レビー小体型認知症の診断の難しさだ。
しかも、アメリカの医療事情がどうなのかは知らないが、少なくとも日本では3人の認知症や精神疾患の専門医にかかるということは、そう多くないだろう。さらに医師は他の医師の診断を尊重し、よほどのことがない限り診断を覆したりしない。その結果誤診されたままのレビー小体型認知症の方は少なくないと思われる。
最初に誤診されるのは仕方がないので、それを責めるつもりなど全くない。しかし病状が変わった時には、もっとスムーズに適切な医療が受けられるようにならないものだろうか。

日本でこうした調査や問題提起は……無理なのだろうか。医師は生活の上でも、そして政治の上でも大きな力を持っていて……

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