二酸化塩素

いつも、土日のアクセス数は少なめなのだが、今日は特に少ない。
皆の関心が選挙に向いているのならそれは大いに結構なことだが……それにしても寂しいことである。

さて、今日の話題。
除菌・消毒について、医療・介護施設で最も多く使われているのは、ハイターなどの商品名で出回っている次亜塩素酸ナトリウムだろう。
また次亜塩素酸水も、エントリ「インフルエンザ感染予防」「次亜塩素酸水」で書いたように、導入している事業所もある。
そして最近では、病院・施設向けの商品として、二酸化塩素を主成分にした商品も売られているようだ。

数年前に新型インフルエンザが大きな話題となった時に、二酸化塩素による除菌をうたった商品を市場で見かけるようになった。
しかしこうした商品には、実際には二酸化塩素を放出していなかったものもあったらしく、また二酸化塩素の効果そのものも今ひとつまだはっきりしない。以下に参考ページを挙げておく。

-部屋等で使う据置タイプについて-(独立行政法人国民生活センター)
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20101111_1.html

価格も安価というわけではないし、施設としては積極的に導入するメリットはなさそうである。そんなことより職員の手洗いを徹底し、湿度を保つことに尽力した方が良さそうだ。

感染予防対策というものは、効果そのものへの期待だけでなく、施設のアリバイ作りという一面もある。つまり、「自分たちはちゃんとやるべきことはやっていますよ」という。
そのためには、まだ二酸化塩素は弱い。つまり、例えばノロウィルスの集団感染が起き、入居者さんがお亡くなりになったとする。そこで、ご家族さんから「ノロウィルスに感染したのは施設の感染予防対策が充分でなかったせいである」として訴えられた場合に、二酸化塩素の使用が施設の感染予防対策として認められるのかどうかという問題だ。

また、こうした製品は、効果を実感することはまずない。使用していて感染症が発生しなかったからといって、その理由を即座に製品使用に結びつけることはできない。
その意味ではおまじないの類と代わりがないのかもしれない。目に見えないところで効果があったとしても、それは現時点では誰にも証明できないのだから。

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