処女の血は若返りの妙薬

エリザベート・バートリという名をご存知だろうか。

彼女は名門貴族の娘として、16世紀のハンガリーに生まれた。若い娘の血が若返りの妙薬と信じ、若い娘を殺してはその血を飲んだり、浴びていたとされる。
かの有名な「鉄の処女」と呼ばれる、中が空洞になっていて、内壁に尖った剣が無数に取り付けられた拷問器具を使ったとも言われている。映画のモチーフとしても幾度となく採りあげられている。

こんなニュースがあった。

Young blood can reverse some effects of ageing, study finds
http://www.guardian.co.uk/science/2012/oct/17/young-blood-reverse-effects-ageing

老いたマウスに若いマウスの血を輸血したところ、脳細胞の増加や神経伝達の向上が認められたという。つまり「老化を逆転させた」というわけだ。
むろん、マウスで成功したからといって、人間でも同じ効果が得られるとは限らない。

しかし、これはさほど驚くべきことではない、かもしれない。
エントリ「免疫グロブリンがアルツハイマー型認知症の進行を止める」で、血液から生成した免疫グロブリン製剤がアルツハイマー型認知症の進行を止めたという研究について書いたが、輸血そのものでも同様の効果が得られても不思議はない。

結局、これも画期的な治療法とはなりえないだろう。1人のアルツハイマー型認知症の高齢者を支えるために、10人の若者が定期的に献血することなど望めないからだ。
一部の金持ちが自費で行えるというだけに過ぎない。

それができる者は、現代版のエリザベート・バートリとなるのだろうか。

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