手抜き

うちの施設の1階に、とある男性の方が入居されている。
主な疾患はパーキンソン病。このところ薬が効いていないと思われる時間が長く、身体の動きが非常に悪い。また主に夜間から朝方にかけて不機嫌になり、暴力的な言動がみられる。

その方に対しては、夜間はリハビリパンツ+尿取りパッド(夜用)使用で、トイレ誘導を行うことになっている(日中は失禁もあるもののほぼ自立されている)。
これは、夜間にトイレ誘導をするか、それとも安眠を重視してオムツ対応とするか、そのどちらを希望されるかをご本人さん・ご家族さんにお聞きし、それに応じた形としているからだ。

だが、このところ体の動きが悪くなる一方で、初夏には筋固縮によると思われる背中~腰の痛みも現れており、また気分によっては誘導を拒否されることもあることから、無理に誘導せずにベッドに臥床したままでパッドのみ交換することも増えてきたらしい。
それは構わない。嫌がっているのを無理にトイレに引っ張っていくのは、もちろん好ましくない。

しかし、職員によっては、トイレに行きましょうという声を最初からかけずに、パッドのみ交換しているようである。
それが気になったので、ここ40日ほどの記録を元に集計してみたのが、次の表だ。

1350244912

職員が2つのグループに大別されるのがおわかりいただけるだろう。つまり、夜間トイレにお連れすることのできた確率が57%~100%の職員と、0%の職員とである。両者の中間は全く存在しない。
この0%の職員2名について、声をかけて拒否された時のみトイレ誘導を諦めてパッド交換をしているのではなく、最初からパッドを替えることしか考えていないとみなすのは、間違っていないと思うがどうか?

ちなみに私がどれなのかというと、Hである。100%。拒否されたことは一度もない。
ただ私は少し強引なところがあるかと思う。実際、その方は気分を推し測り損ねると、トイレへ座っていただくまではよかったものの、いきなり殴られたり、足で蹴られたりすることもあるのだ。
それを考えると、おそらく最も適切な誘導率は70~80%というところなのではないか。

0%の職員は手を抜いている。
やらなければならないことになっている、最低限の仕事をしていない。

だが、それを指摘しても、記録に嘘を書くようになるだけかもしれない。1階の夜勤は1名だけなので、夜間に何をしても誰にも分からない。
それに、「トイレに座ってもらっても排尿がないこともある。だったら、眠い中連れていったりせずに、ベッド上でさっさと替えてあげた方がその方も楽なのでは?」といった言い訳も返ってきそうだ。

手を抜いて、それに対してこちらがひとこと言うと自分を正当化。最近、そんなのに付き合うのが嫌になってきた。

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