睡眠とアルツハイマー型認知症

生物はなぜ眠るのか。それは今でもよく分かっていない。

個人的には、睡眠とは、脳が日中の活動で蓄積した一時ファイルを削除して、デフラグをするためのものではないかと思っている。つまり、一日の出来事の記憶を一定割合で消去し、同時に整理することで、脳の領域を確保するわけだ。
アナログな例えをすると、散らかった作業机を片付けて翌日の作業に備える、という感じだろうか。要らない物は捨て、必要なものはあるべき場所にしまう。それが睡眠であると。

その過程で、視覚的イメージが喚起し連続したものが夢というわけだ。だから夢には日中の残滓が多く、また欲求の影響を受ける。

さて。
アルツハイマー型認知症はベータアミロイドの蓄積により発症すると言われている。
そして、ベータアミロイド自体は何も認知症の方の脳にのみ存在するものではなく、我々若い者の脳神経系でも生成されている。そしてその濃度は、脊髄液を調べたところ、睡眠の前後で量が減少していたという(参考)。

睡眠によってベータアミロイドが減少することは、充分な睡眠時間がアルツハイマー型認知症の発症リスクを下げるとされていることと矛盾しないように思える。

もちろん、アルツハイマー型認知症の方全てがかつて睡眠不足に悩まされていた、というわけでもないとは思う。
しかし、この睡眠のメカニズムと認知症は、深く結び付いているのではないか。

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