施設ケアマネジメントの各工程を確実かつ効率的に行うための工夫

エントリ「ケアプランチーム(その1)」などで時々書いているが、うちの施設では介護職員にもケアプラン作成に関わってもらっている。
また、「追い込み」などで書いているように、ご家族さんには月に一度、最近のご様子を報告している。

この報告書は、ケアプランと個別機能訓練計画書の内容をほぼ転記したところに、1ヶ月間そのプランに沿ってサービスを提供してみての評価を、ケアプラン担当が記入。そしてご家族さんに意見や感想などを書いてもらった上で、一部を施設に提出するようお願いしている。
こういうシステムを作った理由を、正直に書いてみようと思う。

1. ケアプランの説明と同意を確実に
ケアプランは説明と同意を得なければならない。しかしこれが容易ではないことがある。ご家族さんが全く面会に来られない場合である。
こうした方については、やむなくケアプランを郵送、サインして送り返してもらっている施設もあるだろう。私もそれを考えたが、どうせなら月々の報告がその説明と同意を兼ねるようにした方が効率的であると気付き、ケアプランと個別機能訓練計画書の内容を報告書にほぼ全て転載することとした。それにサインと捺印をもらって返してもらうことで、説明と同意に代えるわけ。
ちなみにうちの法人の別事業所では、実地指導の際に、これをもってケアプランの説明と同意として認めてもらえたようである。だが指導権者によっては認めないところもあるかもしれないとは思う。よって、これはあくまでご家族さんに会える機会が少ない方に限っての逃げ道程度に考えている。

もちろん、送っていただいた意見や感想によっては、プランを修正しなければならないこともあるだろう。だが幸い、今までそれが必要になったことはない。

2. モニタリングをこまめに
モニタリングは専用の書式を用意し、ケアプラン更新に先立って担当にやってもらっているが、毎月の報告書でも目標と援助内容についての評価を書いてもらうことで、実質毎月モニタリングをしているのと同じである。
ここで、援助内容が実情に合わなくなっていると感じたら、更新予定時期を待たずにすぐさまプラン変更に取り掛かってもらうことができる。

3. ご家族さんの生活に対する意向を聴取
報告書に記入してもらった意見や感想の一部を、生活に対する意向として取り上げることもある。
ご家族さんとはいくら普段充分にコミュニケーションを取っているつもりでも、文章に書いてもらうと、直接は言いにくい正直な気持ちも聴取できることがあるのだ。

もちろん以上のようなことは、施設側が勝手に行っていることではなく、きちんとご家族さんに説明している。
私としては決してこのような方法を推奨するつもりはないが、事情によってはこういう方法もあり得るのでは、ということで書いてみた次第。

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