アルツハイマー型認知症のリスク要因

「○○が認知症のリスクを減らす、あるいは逆に増やす」という研究は数多くある。実際のところ、それらの信頼性はどうなのだろうか。

こうした研究結果をランク付けしたものとして、アメリカ国立衛生研究所(NIH)による2010年の報告がある(英文)。

それをわかりやすくまとめたものがこれ(英文)。リンク切れました。

この表によると、リスクを減らすのに「良い」とされているのは、オメガ-3脂肪酸(エイコサペンタエン酸:EPAやドコサヘキサエン酸:DHAなど)を豊富に含む魚のみ。
「やや良い」のは、飽和脂肪の低い食事、野菜をたくさん摂ること、地中海ダイエット(地中海の伝統的な食生活を真似たもの)、適度なアルコール摂取。
そして頭と体の体操、絵画・ガーデニング、宗教活動、クラブ活動。

リスクを増大させる効果が「高い」のは、高血圧、うつ病・抑うつ、配偶者の喪失、現在の喫煙習慣。「やや高い」のは、糖尿病、過去の喫煙習慣、ApoE遺伝子。

「良い」および「高い」とされているのは、それについての複数の研究が一貫して同じ結論を導いているものである。
「やや良い」および「やや高い」はそこまで同一の結果が得られていないものだ。

ApoE遺伝子というものは、現時点で発見されている中で最も大きなリスクとなる遺伝子要因であるが、これを持っていない人でもアルツハイマー型認知症になるので、絶対唯一の遺伝子要因というわけではない。が、そもそも私は遺伝子についてはあまり興味がない。
努力でどうこうできる問題ではないから。

もちろん、「アメリカの国立衛生研究所が言っているんだからこれらは絶対に正しい」ということにはならないだろう。
それに、この他にも、世の中には「認知症予防効果がある」と言われているものが数多くある。ポリフェノール、チョロギ……

まあ、こうしたことは頭から信じ込んですがりつくのではなく、TV番組のように「ホンマでっか?」と思いつつ、心がけておくぐらいでいいのではないか。
アルツハイマー型認知症の発症の仕組みが完全に解明されるまでは。

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