ライフログと認知症

昨今、ライフログという言葉をよく聞く。
Life(人生・生活)のLog(航海日誌→記録)ということで、つまりは日々の出来事などをデジタルデータに保存しておくことを指す。

SNSやブログに日記として書き記しておくことや、日々の出来事・考えをTwitterでつぶやくことも、こうしたライフログとしての一面もある。
さらにはEvernoteというサービスもある。これはテキスト、画像、Webページなど気になったものをクラウドサーバ上にどんどん保存していけるもので、それらにはインデックスが付けられて容易に検索、閲覧ができる。

私は、このEvernoteには手を出していない。そこまで簡単に見聞きしたもの、考えたことを保存して整理できてしまうと、脳が退化してしまう気がして怖いからだ。
少なくとも、「これはあそこに置いておくから覚えておこう」という意識は全くなくなるだろう。何しろ、「あれはどこだっけ?」となったらEvernote内を検索しさえすればよくなってしまうのだから。

私はこのブログと、そしてTwitterで充分。
仕事に関してはこのブログが結構な覚え書きになっているし、Twitterも、それこそ「東京スカイツリーなう」とか呟いておけば、あとで「スカイツリーに行ったのはいつだったっけ?」となった時にtwilogで検索すれば、その時のつぶやきがすぐに探せるし。

またライフログには、自動記録もある。
かのMicrosoftが、SenseCamという技術を開発している。

これは、身に付けておくと写真を自動的に撮影してくれるデジタルカメラである。現在は首からぶら下げるという形しかないようだ。広角レンズにより、人間の視野に近い写真を撮影できる。
基本的には30秒に1枚、勝手に写真を撮るのだが、温度、加速度、光、赤外線の各センサを備えており、例えば目の前に人が来たとか、環境に変化があった時などにも撮影される。
写真の保存は内部のSDカード。
また、GPS機能も追加される予定らしい。

このSenseCam技術は、認知症の分野でも応用が期待されている(参考リンク切れました。)。

覚えていたい出来事、例えばどこかへ出かけるとかいう時にこれを身に付けておけば、自動的に写真を撮ってくれるので、それを後から見返す、つまり反復することで記銘が強化されるというわけだ。
さらには、過去に自らが経験した出来事の写真を見るという行動は、脳神経を活性化させていることがfMRIによってわかっているという(参考)。

アルツハイマー病の初期、忘れっぽいことを自覚している段階であれば、こうした機械を有効活用することもできるだろう。
しかし、上の記事が最後に述べているように、ゆくゆくは記憶保持を助けるだけではなく、記銘力そのものを向上させることもできるようになるのだろうか。

私は、その点には懐疑的である。
使わない機能は退化していくのが当たり前だから。

ところでこのCenseCam技術は、Vicon Revueという商品名で販売されている。
日本には正規輸入されていないようなので、興味のある方は海外から購入してみてはいかがだろうか。6、7万円くらいで手に入るようだ。

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