温冷感

高齢者は、暑さ寒さの感覚が低下している。
特に寒がりな方が多く、我々がTシャツ1枚でも暑く感じるような時でも、長袖の肌着にブラウスを着て、さらにカーディガンまで羽織り、「今日は寒いねー」なんて言われたりする。

これは感覚が鈍くなっているだけで、身体に暑さへの耐性があるというわけではない。暑く感じないからと室温を下げずにいたら熱中症にかかってしまった、などということはこうして起きる。

とは言え、本人が涼しいと感じているくらいなのに、「こんなにお部屋を暑くしていたら熱中症になってしまいますよ」と言っても、なかなか理解してもらうのは難しいこともある。

そんな時には、実際の室温でなく、温感や冷感を直接刺激する方法もある。

ノニル酸ワニリルアミドというカプサイシンの一種や、それを含むトウガラシエキスは皮膚の温感を刺激する。つまり温めていなくても温かいと感じるわけだ。
そのため、これらが含有されているクリーム(市販されている)を冷え性の方の手や足に塗ってあげると、温感が刺激され、温かいと感じてもらえることが期待できる。

逆に冷感を刺激するには、メントールが有効である。お風呂上りに汗だくになって暑い暑いと訴えられてエアコンの温度を極端に下げられるような方には、メントール入りのクリームなどを使ってもらうと良い。

これらの成分はシップにも含まれているので、夏にメントール入りの冷シップを使っていると涼しいと感じられやすい。特に首から肩や、腰のあたりで感じる温度は全身に影響するので、痛みのためにこうしたシップを使っている方は暑さを感じにくくなる。
一方温シップはトウガラシエキスなどを含むので、全く逆の効果がある。なので、痛みに対して使うシップも、こうしたことも考慮して使い分けるといいのかもしれない。

そうは言っても、高齢者、特に認知症のある方は頑固なことが多いので、良かれと思って提案することはえてして一蹴されてしまうものなのだけれど(^-^;

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中