特定施設からの退所

うちは特定施設であり、条件が整えば看取りもさせていただくが、それでも退所されるのはお亡くなりになる方ばかりではない。

私が今の職場に勤めるようになってからの3年の間に、一人が特養へ、一人が療養型へ移られ、一人が在宅復帰されている。
そしてこの度、一人の方が老健に移られることになった。

在宅復帰はまず不可能と思われる方である。もともと費用面で厳しいというお話は伺っていたので、特養へ、というなら分かる。
しかし老健……今後、退所を求められることはないのだろうか? 退所してくださいと言われたらどうするのだろう?

他施設へ移られる理由は、やはり一番は費用面である。
ご本人さんが比較的お元気な時にうちの施設へ入られたものの、やがて重度化して意思表示もおぼつかなくなると、やはりご家族さんとしては出費に目が行ってしまうのだろう。うちは特定施設としてはそれほど利用料が高いということはないと思うが、それでも介護保険施設に入り、世帯分離して減免制度を利用すれば、出費は今の半分程度にはなるだろうから。

寂しい話だ。仕方がないと思うしかないのか。

ところで。
他施設に移られる方の場合、書面での情報を先方の施設さんから求められることは多いが、職員の方がご本人さんに合いに来られることはまずない。
私が老健の相談員をしていた時には必ず会いに行っていたものだが……逆に退所される場合にも、先方の施設から来ていたように思うが、最近はそういうことが減ってきてるのかな?

情報提供の方法としては、先方の施設が独自のフェイスシートみたいなものを送ってきて「これに記入してください」と言うことが多い。「自立・見守り・一部介助・全介助」のいずれかに丸をつける、というような。しかしこれらを選ぶだけで充分に伝わるとは思えないので、欄外に詳細を書き込むこととなる。これが何気に面倒なのだ。
いっそ「直近のアセスメントシートをくれ」と言ってもらえれば、それを送るのが一番ラクだし、その方について一番よくわかると思うんだけどな……
でも私が相談員をしていた時も、アセスメントシートをもらうという発想はなかったな。とにかく情報というのは自分で集めるものだと思っていたし。でも今の多くの施設の相談員にはそうした姿勢は感じられない。大丈夫かそれで。

まあ他所のことはおいといて。

退所というのは、どんな形であれ、寂しいものだ。今後、その方が穏やかに、楽しく暮らしていけるようにと祈っている。

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