特定施設は離職率が高い

平成22年度 介護労働実態調査結果によると。

特定施設の離職率は25.1%(地域密着型特定施設は25.6%)と、サービス別で見て最も高いものとなっている。
(離職率=平成22年度の離職者数÷平成21年9月30日の在籍者数×100)

ちなみに他サービスの離職率は、訪問介護が15.1%、通所介護が21.0%、短期入所生活介護が22.2%、グループホームが23.9%、特養が15.2%、老健が16.0%である。
この差はどこから来るのだろうか?

訪問介護を除く介護事業所(つまり通所や施設など)の正規介護職員の離職率を、さまざまな条件のもとで比較してみると、以下のようになっている。
・社会福祉法人の離職率が11.6%なのに対し、民間企業では23.0%と倍。
・事業所規模が100人以上のところでは12.1%なのに対し、19人以下のところでは21.2%。
・事業開始後5年以上では13.6%なのに対し、3年未満では28.1%。

つまり。
実際のところ、特定施設は民間企業の経営するところが多く、規模も特養や老健と比べると小さいし、事業開始後まだ間もないところが多い。これだけ条件が重なっているのだから、特定施設がサービス別でダントツになるのも無理ないかもしれない。
特定施設の次に離職率の高いグループホームも、ほぼ同じことが言えるだろう。

想像するに。
民間企業は介護事業経営のノウハウを持たないところが多いので、コンプライアンスがしっかりしていなかったり、サービスの質も低いために職員のモティベーションが育たず、離職率が高くなるのではないか。

また、開設後間もない施設では、職員は既にできあがっているシステムを覚えるだけでなく、自らが新しく作っていかなければならない。その過程で精神的負担を感じたり、周囲と衝突したりする。
介護の仕事だって、既に敷いてあるレールの上を走る方がずっと楽だ。それができないところでは、離職率が高くなってしまうのだろう。

だが、新しいのは悪いことばかりではない。
古くからある大きな施設では、何かを変えようと思っても容易ではないことが多い。しかし新しい施設であれば、自分が望むようなケアを実現させるのも比較的たやすいはずだ。

そういう人が、うちみたいなところで腕を振るってくれるといいんだけど。

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