介護事業を始める人

介護事業を始める人は、以下のタイプに分けられる。
あくまで私の見聞きした範囲のことなので、あまり目くじらを立てないでいただきたいのだが……

1. 一般企業の社長夫人や医師夫人が趣味半分で始める。
福祉においては最も伝統的なパターンと言えるだろう。福祉の黎明期におけるイギリスでも、貴族の夫人による活動が多かったイメージがあるしね(「シャーロック・ホームズ」等の影響でそう思い込んでるだけかな?)。
しかし少なくともうちの地域ではそういう法人が多いのも確かだし、全国的に見ても決して少ないということはないのではないか。こうした事業所はえてして事業拡大に積極的で、現場は振り回されることが多い。
また古い福祉観をそのまま引きずっていながら同時に目先の新しいものに飛びつきたがるので、その本来の効果が得られずに自己満足で完結しがち。
さらに、悪いが創業者一族による搾取のイメージが強い。

2. 病院・医院による事業の拡大。
これもよくある。そうした事業所は医学に基づいた管理が行き届いているものの、生活の場としての視点が欠如していて、利用者さんたちに窮屈な思いをさせているところが多い。
中には利用者本位を謳い接遇もしっかりしているところもあるが、自分のところのサービスに合わない方はきっぱりと切る傾向も。
ただ、金を稼ぐ手段には長けているので、その分職員の待遇は良かったりする。

3. 起業家がビジネスとして参入する。
このこと自体には是も非もない。
介護について詳しくないがゆえに、これまでにはなかった新しい発想ができることもあるが、その発想を継続してサービスの質を高く保っているところはおそらくない。介護には発想が必要だが、アイデアだけではどうにもならないのだ。

4. 現状に満足できない者が、自らが思い描くサービスを実現させるために始める。
小規模多機能や富山型デイのように、画期的なサービス形態として全国に広まることもあるが、そうしたもののモデルとなった事業所は、決して経営は楽ではなく、中心的スタッフが半ばボランティアのように働いているところも多い。
職人としての介護を極めたところではサービスの質は非常に高いと思われる(私は本などでしか知らないのだが)。

以上。

現状ではこんなところだろう。それぞれに問題があり、ベストな形態はない。

しかし、もしも4のように経験を積んできた上で現状に満足できない者が何人も集まって、役割分担した上で法人を作り、小さくない規模で事業を始めることができたら……そこへ3のような者が投資するとしたら……ひょっとしたら経営とサービスを両立させることができるんじゃないかな、なんて思っている。介護の業界でも、そろそろこういう事業者が現れてきてもいいと思うのだ。

夢かな。

夢だよね。

あ、私がこういうことをやりたいって訳じゃないですよ。見てみたいだけ。
私は現状に不満を抱く前にまだ自分がやるべきことができていないので、このまま頑張ります(^-^;

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介護事業を始める人」への2件のフィードバック

  1. 最近というか結構前から、土建屋さんがひまつぶしに参入すること多いですよ~。
    ボロい業界だから。

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