この支配からの卒業

自立をサポート 介護保険「卒業」目指す埼玉県和光市のサービス
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120413/bdy12041307290001-n1.htm

上記のリンクはいつまで残っているか定かではないので、概要を書いておく。
埼玉県和光市では、週に1回、市役所で要支援の方のケアプランの検証を行っている。参加者は、プランを作った地域包括支援センター、デイサービスなどの事業者、管理栄養士や歯科衛生士などの専門家、それに市職員。
目的は、要支援の方が介護認定で「非該当(自立)」となること。

以下引用。

例えば、「まひがあって入浴できない」というケースでは、しばしば「デイで風呂に入る」というプランが作られる。それも解決策だが、和光市では、浴槽のまたぎが難しければ、下肢の訓練や浴槽改修も検討する。体を洗ったり、着替えができなかったりしたら、関節トレーニングをする。短期的には入浴を提供しつつ、長期的には再び自分で暮らせる方法を考える。そのために、住宅改修は介護保険の限度額に50万円を上乗せするし、保険対象外の配食サービスも安く利用できる。

この取り組みは、実績も上げている。再び引用する。

平成22年度には、軽度(要支援)にあたる124人のプランを作成し、45.2%を「卒業」につなげた。65歳以上の人に占める認定率(要介護認定を受けた人の割合)も、全国平均より7ポイント低い10.2%にとどまる。

今年4月からの介護保険料を低く抑えることができたこともある。(中略)上げ幅は全国平均で812円増の4972円。だが、和光市は前年度比500円増の4160円。

このニュースで一番私がすごいと思ったのは、取り組みの内容や実績ではない。
医療職がほぼ関与していないという点だ。

歯科衛生士が医療職でないと言うつもりはないし、「などの専門家」という部分には、もしかすると看護師や保健師も含まれているかもしれない。しかし、少なくともこれまでの慣習に従えば、もしもそういう者が含まれているなら真っ先に名前が挙がっても良さそうなものだ。

さらに、事業者もデイサービスである。デイケアではない。記事内には、脳梗塞後遺症で歩行訓練を始められた方の例が挙げられているのだが、その方が通ったのもデイサービス。

医療の下請けでない介護サービスでも、充分に機能回復の成果を挙げられるのである。
上記の麻痺があって入浴できないケースなど、デイサービスでの個別機能訓練加算Ⅱや生活機能向上グループ活動加算に望まれている姿そのままではないか?

これまで医療職に気を遣うあまりに、自らが思い描くような援助ができずに歯がゆい思いをしてきたケアマネの方は少なくないと思う。
ぜひ個別機能訓練加算Ⅱや生活機能向上グループ活動加算に力を入れているデイとタッグを組んで、「介護」の力を見せ付けて欲しい。

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