グループホームの今日と明日

1/25の第88回社会保障審議会介護給付費分科会資料のうち、「資料1-2 平成24年度介護報酬改定の概要」にはこうある。

認知症対応型共同生活介護については、利用者の平均要介護度の高まりへの対応を強化する観点から、フラット型となっている現行の要介護度別の基本報酬体系を見直すとともに、ユニット数別の報酬設定による適正化を図る。

看取りの対応を強化する観点から、看取り介護加算の評価を見直し、認知症対応型共同生活介護事業所の配置看護師又は近隣の訪問看護事業所等との連携により看取りを行う。

上で述べられていること自体は間違っていない。しかし要介護度の高い方の報酬を上げるのではなく、要介護度の低い方の報酬を下げている点。2ユニット以上の場合の報酬を下げている点。これはやはり、まず介護報酬を下げることありきだったのだろう、そう思わざるを得ない。
夜勤の兼務が不可とされたこともあり、グループホームにとっては非常に厳しい改定となっている。

またグループホームを「生活の場所」とするためには、看取りを強化することが必要なのは当然だ。
だが、「認知症ケアの切り札」としてのグループホームの役割はどこへ行った?

「共同生活」介護と謳っていながら、そんな支援ができているグループホームが日本国内にどのくらいあるだろうか。
しかも制度創設後の制度改正や報酬改定でも、そういった方向に導いていこうとする意図など微塵も感じられない。そもそもきちんと検証が行われているのか?

グループホームという形態が本来の機能を果たせているかどうか。
まずはそこからではないのだろうか。

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グループホームの今日と明日」への4件のフィードバック

  1. >あっくん様
    これまでグループホームの夜勤は、例えば2ユニットなら1名で2ユニット分を兼務できましたし、その他小規模多機能などとも兼務もOKでした。
    それが、基準からその部分の規定が削除され、夜勤は1ユニットごとに1名必要となってしまいました。
    グループホームはその分の人件費が余計にかかることになったわけで(さらにもう1名増やせば夜間ケア加算が算定できますが、人件費の増加分の元は全く取れません)、これまで夜勤を兼務でやっていたところは厳しいと思います。

  2. いつもありがとうございます。
    実は当方の法人内のGHは2ユニットでして、開所当初は1人夜勤+1人宿直だったのですが、制度が変わってから、2人夜勤になってました。それが最近になってまた一人にする話が出てきてまして…。
    制度改正がそのようになったなら、立ち消えになるかもしれません。
    ありがとうございましたm(__)m

  3. >あっくん様
    うちの法人のGHも2ユニットで夜勤1名+半夜勤(つまり夜勤入りと明けで2日分の勤務ではなく1日分)1名でした。
    私はその事業所の収支状況は知らないのですが、介護事業部門責任者は頭抱えてました(^-^; 人件費のことだけでなく人材(単なる人手でなく)の問題もあるみたいで。

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