インフルエンザ感染予防

インフルエンザが流行している。
施設での感染と発症を100%防ぐことは不可能だ。しかし、危険を下げる方法はある。

まずはマスクの使用。
よく知られているように、市販されているほとんどのマスクはウィルスを通過させてしまう。そのため完全な予防とはなりえないが、それでも鼻腔や咽喉内の湿度を保つ効果はあるし、また感染している者からの咳やくしゃみによる飛沫を防ぐ効果はあるので、決して無駄ではないと思う。
よく「感染予防でマスクなんてするのは日本人だけだ」とか言う人がおり、それは事実のようだが、だからと言って効果がないという証にはならない。
ただ、例えばノロウィルスなどの感染性胃腸炎のように、上気道症状が全くない者がマスクをしていても、周囲への感染拡大を防ぐことにはならないので、体調が悪い時には何が何でもマスク、というものでもない。

そして、うがいと手洗い。
うがいは、これもよく言われるのは、インフルエンザウィルスが付着し繁殖するのはうがいで洗い落とせる部分だけではなく、もっと喉の奥の部分もあるし、そもそも鼻腔の方が付着、繁殖しやすいのだから、うがいをしたからといって効果は疑わしい、という意見だ。しかしこれも一部分だけでも洗浄する効果がないわけではないし、咽喉内の湿度を保つ効果もあるだろうから、無駄ではないと思う。
手洗いについては、充分に行えば最も効果があると思われる。ただ、この「充分に」というのがポイントで、慌ただしい業務の中、流水で30秒以上洗い流すというのはなかなかできない。石鹸を手にとってこする時間も含めれば2分とか3分とか言われ、『Happy Birthday』を歌いながらやるといいよ、なんて最近では言われているようだ。
しかしウィルスは手にのみ付着するものでもないのも確か。全身消毒はさすがに現実的ではないので、手洗いも完全な方法ではありえない。

アルコール消毒。
インフルエンザウィルスにはアルコールが有効とされている。一般に菌と異なりウィルスにはアルコールは効果がないと言われていて、次亜塩素酸ナトリウムの使用が推奨されているが、インフルエンザは例外らしい。しかしノロウィルスなどにはやはり効果はないようだ。
しかし次亜塩素酸ナトリウムで手指の消毒をするのはお勧めできない。やってみたことはないが、相当手が荒れそうだ。

ところで消毒と言えば、次亜塩素酸水というものがある。
水に食塩を加えて電気分解することで作られ、厚生労働省により食品添加物として認められており、ホシザキのような大手厨房機器メーカーも生成装置を販売している。
これは生成装置があれば比較的安価に作れ、次亜塩素酸ナトリウムのように希釈する手間もなく、食品添加物なので食材の消毒にも使え、かつ消毒効果もある……と言うと夢のような液体に思えるが、それほど普及しているようには思えない(福祉施設で導入しているところってあるかな?)ところを見ると、何か問題があるのだろうか?

完全な予防方法はなくとも、対策を重ねれば重ねるほど効果は上がっていくだろうし、また感染に注意しようという意識を高めることにもなる。
何と言っても利用者さんの生命にかかわることなのだから、感染や拡大には注意していかなければ。

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