割り切り

この業界にも時々、「あなたは何でこの仕事をしてるんですか?」と尋ねたくなるような人がいる。

介護職員は、高齢者が好きで、利用者さんの役に立ち、喜んでもらえるのが嬉しくてこの仕事をしている、そういう者ばかりではない。
他に仕事がないから、あるいは楽だから、そういう理由で働いている者もいる。

仕事を仕事と割り切ること自体は悪くはない。それはプロ意識にもつながる。プロ意識は割り切りからしか生まれない、ということは決してないが、道筋の一つではある。

さて。
便失禁の後始末などをしているときに、ふと、そうした仕事をしている我が身を俯瞰的な目で見てしまい、「自分は何やってるんだろう」と思ったことのある者は少なくないと思う。
そうした時に自分を納得させる方法は、大きく分けて以下のようになる。

1. 「これも利用者さんを手助けすることだから」と前向きに考える
2. 「これが介護の仕事なのだ」と割り切る
3. 「いや、これだって楽しいし」とあんまり深く考えない

ここで仮に、1を「愛情型」、2を「仕事型」、3を「天然型」と名付ける。

最も介護職として適性のあるのは愛情型だろう。
仕事型は、求められている業務をこなすという点では一番だったりするが、そこから伸びてこない。自ら進んで「利用者さんに喜んでもらいたい」という気持ちがないのだから、新しいことを提案できないのだ。また不満を口にすることが多く、他職員に対しても、自分を基準にしてしか評価ができず「あいつはいつまでたっても仕事ができない」などと思ったりする。
天然型は……たぶん精神的なマゾヒズム傾向があるのだろう。普通は「汚い」「嫌」と思われるような作業をしている時ほど、「あー、俺今、仕事してるわー!」と実感できる。これはこれで適性があると言えるのだろうが、空気が読めず、気づきも悪かったりする。

このブログを少しお読みいただければうすうすおわかりいただけるのではないかと思うが、私は天然型である。

「仕事型」は、割り切るのはいいが、そのくらいなら他の仕事をした方が身入りも精神衛生上もいいんじゃないの? と思う。なぜ介護をやっているのだろう。

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