大腸がんと腰痛

入居者さんがお亡くなりになった。

死因は大腸がん。末期だった。
数日前に管理者と相談員が病院へ行き、主治医の説明を聞いた。がんは肝臓等へも転移しており、例え大腸がんを切除して人工肛門を作っても、余命は数週間から1、2ヶ月とのこと。であれば、手術はせずになるべく苦痛を取り除く、という方向性がご家族の方と医師との間で確認された。

しかし、それからわずか数日。
私はここ1週間ほど研修のため施設を空けていた。だから訃報はまさに寝耳に水だった。

入院されたのは、10日ほど前のことだ。
腸閉塞と意識障害のため救急搬送。そこで大腸がんと転移が見つかった。

さらに遡り、11月の終わり頃。
その方は激しい腰痛を訴えられていた。そのため整形外科を受診、レントゲンで第4腰椎が潰れていると言われた。痛みはそのせいだろうと。と言ってできることはないからと、鎮痛剤が処方され、明らかにサイズの小さい腰痛ベルトが出された。それでも痛みは治まらず、座薬を追加で処方してもらった。

時を同じくして、内科の主治医より、貧血があるため増血剤が処方されると同時に、検便を行った。結果便鮮血が検出され、万が一大腸がんだったら、ということで、近々内視鏡検査を行う予定だった。

今にして思えば、腰痛はがんによる痛みだったのではないかと思われる。

でも……
どうすれば良かった? 腰痛ががんの痛みであることに気づくべきだった?
それほど急ぐ必要はないですよ、と言う内科の先生に、すぐ検査してくださいとお願いするべきだった?

その方は、病院でお一人で息を引き取られたそうだ。
誰もそばにいてあげられなかった。

今日、その方の通夜だった。私は短い時間ではあったがお邪魔して、さよならを言ってきた。

今日のエントリは、事実を並べただけで私の主張は何もない。
これが精一杯。

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