人材と人手

介護業界の「人材」不足が叫ばれるようになってからもう随分経つ。そして状況は好転するどころか、ますます悪化してきている。

ヘルパー2級資格が職業訓練として行われていることもあって、市場の中で「人手」はそこそこ生まれている。その一方で介護福祉士養成校が定員割れするなどの問題もあり、求人をかけても応募してくるのは未経験で他業種からの転職者ばかり……ということになる。

経験がないのは構わない。指導する現場の職員の負担は大きいが、そこは現場の職員だって分かってくれる。問題は、指導しても一人前に育たない者が多いことだ。すぐに退職してしまったり、介護の仕事をする上での適性に欠けていたり……(←これはだいぶ表現を柔らかくしている。本当は社会人としての、と言いたいところだ……って結局書いてしまった(^-^; )。
そうして現場の職員の負担は却って大きくなり、ますます疲弊していく。

うちの職場もこうした状況と完全に無縁ではない。
が、まだ楽な方だと思う。

と言うのも。
職員に求められる仕事のスピードや要領の良さは、大規模施設と比較すると、中~小規模施設ではそれほど重要ではない。皆が皆要領が悪ければどうにもならないが、要領が悪い者はそれなりに自分を生かす道もある。入居者さんご自身のペースを生かした援助ができたり、入居さんに優しい言葉をかけることができたり……
最近では、新人職員にはかなり長い間(数カ月にもなる)、先輩職員が1対1で指導に付いている。なので、未経験者が勤める場所としては悪くないのではないか。

このあたりのこと、つまり施設の規模などに応じたスタッフの適性については、エントリ「介護においての家内制手工業と工場制手工業、そして工場制機械工業」をご覧いただけると幸い。

ま、そんなわけで。
うちに長く務めている職員の中には、「この人は特養とか行ったら役立たず扱いだろうなあ」と思える職員もいたりするのだった(^-^;

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