お楽しみはこれからだ

前の職場で、一時期、日曜日を映画の日としていたことがある。
そこは住宅型有料老人ホームで、日曜日はデイサービスもお休みだったため、せっかくだから何か普段できないことを……と考え、やってみたのだ。

それまでは、デイサービスでのレクの一環で昭和のニュース映像を流したり、半分環境映像程度のつもりで、ホールのテレビで「皇帝ペンギン」や「アース」を流したりしていた程度だったように記憶している。
この「皇帝ペンギン」が意外に好評だったので、それなら、もっと観たいものがあれば……と、何人かの方に観たいものはないですかと伺って、順に借りてきて、日曜日に観ていただくようになった。

「男はつらいよ」「宮本武蔵」「無法松の一生」「野菊の墓」「ローマの休日」「カサブランカ」……基本的にはリクエストにお答えしていたが、そうは言っても、かなり自分の好みを混ぜたような気もする。「羅生門」「雨月物語」「黒い十人の女」など。

実は、一番観たいという声が多かったのは、田中絹代と上原謙の「愛染かつら」だった。当時はまだDVD化されていなかったために上映できなかったが、今調べてみたら出ていた。観たら、皆さん喜ぶだろうなあ……

さて。
その施設では、一本の映画が終わるまでの90分以上の間、皆さん真剣にご覧になっていて、途中で席を立たれる方は少なかった。しかしうちの施設で、「男はつらいよ」を流してみたところ、90分もった方は一人もおらずじまい。

まあ、初めてだしね。仕方ないか。

映画は90分以上になるのでなかなか大変かもしれないが、一応私のコレクションには綾小路きみまろや前述の昭和ニュース映像、世界遺産などもあるので、しばらく施設に置いておこうかと思っている。

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