施設への入居理由

有料老人ホームなども含めた、いわゆる施設へご高齢者が入所される理由はいくつかある。

一番施設生活に適応されるのが、「家で暮らし続けるのは不安。子供たちには迷惑をかけたくないし……」と自ら施設に入ることを希望された方だろう。それまでは家で暮らしていたが、ある日「わたし、そろそろ施設に入ろうかな。いい所を探してくれない?」と子供たちに頼み、ご家族の方が申し込みに来られるのだ。
こうした方々は、多少我が強いところもあるが、マイペースで過ごされる。
無論心の底では自宅で暮らしたいという思いはあるだろう。しかし「自分の意思でここに入った」という意識が、その方々を強く支えている。

また、ご自身の意思と関係なく入所される方もいる。認知症の方々である。
「寒い間は、暖かい施設に泊まっていてね」「元気になるまでは”入院”していてね」などと、言葉は悪いが「うまく丸め込まれて」入所される。
こちらもそれに話を合わせていくことで、比較的対応に苦慮することなく過ごされている方もいるが、家に帰ることに固執されてしまうため、施設が様々な工夫を求められる方もいる。

そして。認知症はなくとも施設生活になかなか適応されないのが、本当は家にいたいのだが、家族に「私たちには仕事もあるし、うちで介護はできないから、施設に入って」などと説得されて入った方々だ。

しかしそういう方々には、実際のところ、介護も何も家にいてもほとんど手がかからないだろう、という方も多い。例えば、パーキンソン病をお持ちだったり歩行が危うかったりするものの、身の回りのことはまだ充分にほとんど一人でできたり。
こういう方が家で暮らせない一番の理由は、結局は家族関係なのだ。

こうした方々は、一見、人当たりは良い。職員にもお世辞を言ったり、冗談を言い合って笑ったりする。しかし思い通りにならないことがあると大声で怒ったり、大げさに泣く。また偏食が著しく、味付けや硬さなどの不満も口にすることが多かったりする。

歳を取って性格も先鋭化してるだろうけど、それにしてもその性格じゃねえ。と思うこともままある。
そりゃ、嫁さんとの仲も崩壊するだろうさ。

そうした方が、私の前で「本当は帰りたい……」なんて泣くと、思う。
その性格さえ直せば、すぐにだって家に帰れるんだよ! と。

しかしそんなことを言えるはずもない。いまさら性格が直せるわけもないしね。

ま、そんなお年寄りも愛おしいもんである。
ちょっと性格に問題があるからと言って、寂しい老後を送らなきゃいけないなんて厳しすぎる。家では無理でも、ここで、みんなで家族みたいに暮らしていけたらいいねぇ。


2011.11.12追記:
11/9のエントリで、「クイズの答は明後日のエントリにて」と書いておきながら案の定忘れていました(^-^;

答えは「POLISH」です。
つまり、全部大文字で書くと、磨くという意味の動詞の「polish」(発音はポリッシュ)なのか、ポーランドの/ポーランド人(の)という意味の形容詞・名詞(発音はポーリッシュ)なのか区別できないので、発音できないというわけ。

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