こんな塗り絵はいかがでしょう

私は、決してレクが得意というわけではない。
だがそれでも、エントリ「レクは自分も楽しいと思えることをやれ」で書いたように、楽しんでもらえる努力を懸命にしていた時期もあるので、今でもそれなりにできるつもりではいるが……思ってるだけかもね。

私がかつてやったことの中から、これは我ながら良かったかな、と思えるものを一つご紹介。事務室の片付けをしていて、机の中から出てきて思い出したのだ(^-^;

塗り絵というのは、どこの施設やデイでも多かれ少なかれ、されている利用者さんがいらっしゃるだろう。認知症の方でも抵抗なく取り組めることが多いし、手先のちょっとした運動にもなる。
素材は、今は大人向けの塗り絵の本がたくさん出ているので、それを購入してコピーすれば簡単に用意できる。しかしどうせなら、より楽しんでもらえるような工夫をしようではないか。

図書館には、古い教科書の復刻版が置いてあるので、それを借りてきてコピーし、塗り絵にするのだ。私はスキャナでPCに取り込んで、塗りやすいように少し加工したような覚えがあるが、普通にコピーするだけでも充分使えるはずだ。

私のオススメは以下の2冊。

『尋常小學國語讀本 巻一』 (大正7年 ハナハト読本)
『小學國語讀本 巻一』 (昭和7年 サクラ読本)

「ハナハト読本」「サクラ読本」というのは、それぞれ最初の2ページが「ハナ / ハト マメ マス」「サイタ サイタ / サクラガ サイタ」であったところから付いた通称。
現在の高齢者の多くは、小学校1年生の時にこの2冊のどちらかを使われていた方が多く、いまだに暗唱されていたりする。コピーして冊子にしたものをデイでお配りし、「これに色を塗ってみませんか」とお誘いすると、「懐かしいね!」と感激された方が大勢いらした。みなさん「これ、もらってっていい?」と喜んで持ち帰られ、その話は別の曜日の方にまで伝わったらしく、その後も何度か「私にもちょうだい」と言われた。

私は塗ってもらうだけでなく、「では今から国語の授業を始めます!」と宣言して、順番に声に出して読んでもらったりもした。最初はみなさん遠慮がちだったが、「今日は私が先生ですから言うことを聞くように! はい○○さん、読みなさい!」などと言うと、みなさん笑ったり、照れたりしながら読んでくださった。

あと、大正期の修身の授業で使ったのかな? 『尋常小學修身いろはかるた』も、本ではないものの図書館にあるので、拡大コピーして塗り絵にするだけでなく、厚紙に貼ってかるたを作ると、懐かしみながら楽しんでもらえる。
「よく学び よく遊べ」「礼をつくして 師をうやまえ」「ならぬ堪忍 するが堪忍」「精神一到 何事か成らざらん」など、これも暗記されている方が多いし、乃木大将など出てくる人物についてもみなさんよくご存知なので、教えてくださいとお願いすると、目を輝かせて教えてくださる。

こういったレクは、回想法に似た効果もあるのだと思う。ぜひやってみてください。

最後に、昨日に引き続いてクイズを。
『尋常小學國語讀本 巻四』(昭和3年)より。原文はカタカナですが、読みやすくするためにひらがなに直しました。

六 なぞ
私ども二人は色もなりもよくにて居ます。雪のやうに白うござひますが、雪のやうにつめたくはなく、又日にさらされてもとけません。しかしゆや水にはすぐとけてしまひます。
一人はたいそう皆さんにすかれますが,一人はあまりすかれません。しかし二人とも大せつなもので、どなたのうちにも、なかまのものが大てい行つて居ます。
私どもは何と何でせう。

答えは……分かるよね? 利用者さんたちもお分かりになっていたっけな。


昨日のエントリの答は「私がインスリンを打っているのは、糖尿病の猫だから」です。
犬や猫も糖尿病になるので、治療としてインスリン打つんです。人間と同じものを。うちの猫はランタス使ってます。
これなら違法にはならないでしょ?

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