実習生を受けるということ

うちの施設では、実習生を受けることがよくある。

ヘルパー養成校の実習などでは、1日当たり2~3千円の謝礼が施設に支払われることが多い。しかし高校の就業体験などでは、全く謝礼がないのが普通。

施設としては、3千円もらっても割に合わない。実習生には必ず職員が付くので、職員1名の手が取られてしまい、日常業務にとっては支障となるからだ。

養成校からの実習生には、介護の仕事を全部見てもらわなければ意味がないと思うので、入居者さんに「この方は、これから介護の仕事に就くための勉強に来られているんですけど、一緒にお風呂場に入って見ていてもらってもいいですか?」などとお尋ねし、承諾をいただいてから入浴や排泄介助を見てもらったり、時には実際にやってもらったりもするが、当然そこには常に職員が付いているし、説明しながら介助をするというのは殊更時間がかかるものだ。
高校の就業体験などではそこまではせず、お話し相手が主だが、高齢者の話し相手というのは慣れない若者にはなかなか難しいようで、「じゃあここでお話していてくださいね」と放っておくわけにもいかず、職員の手が取られることに大した変りはない。

では何故実習を受けるのかというと、それはやはり介護の仕事に就きたい、興味がある、という人の役に立てるのなら……という思いがあるからだ。

しかし先日、養成校で講義をしている最中に聞いたのだが、実習に行ったはいいが午前中はずっと窓拭きをして、午後は「利用者さんとお話をしてください」と放っておかれて終わった……なんていう施設もあるらしい。
なるほど、施設としては雑用をさせておいて、しかも報酬がもらえるなら美味しい話だよな……

って、そんなんでいいのかよ!

養成校も、施設に実習を依頼して終わり、ではなく、どういうことをさせてもらっているのかなど実際に見に来て確認し、これでは無駄だと思ったらその施設での実習は止める。そのくらいのことはするべきなんじゃないのか。

施設に行って、決められた時間を過ごしました。だから実習は終わりです。それでは意味なんてありはしない。

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