居宅ケアマネと施設ケアマネ

私は地域密着型の介護付有料老人ホームで計画作成担当者をやっているのだが。
時々、自分はケアマネ(ケアマネージャー=介護支援専門員)と名乗っていていいのかな、と思うことがある。

ケアマネとしての業務を比較した場合、明らかに居宅の方が大変ではないか。担当する利用者が、居宅の30人と施設の100人なら、施設の100人の方が楽だろうとさえ思う。
まず、施設ケアマネはご自宅へ訪問する必要がないし、サービス担当者会議(ケアカンファレンス)だって施設の日課に組み込んでしまえば、何の苦もなく開催できる。それに施設なら、どうこう言っても入居者さんやご家族は「お世話をしてもらっている」と感じているので(もちろん必要のない負い目ではあるが)、そうそうトラブルには発展しない。居宅ならばこうはいかないだろう。

そんな私がケアマネ面をしていいんだろうかと……

先だって、うちの施設にケアマネがもう一人雇用された。
私がいるのにもう一人を雇い入れた理由は、私は現場と兼任で、現場の比重が増えていたためにケアマネジメントが遅れがちであり、それがちょっとストレスであると私が管理者にこぼしたため……かもしれないが、本当のところは分からない。

そのケアマネも、もちろんケアマネジメントだけをしているわけにはいかない。地域密着型介護付有料老人ホームのケアマネジメント業務量なんて、たかがしれているのだ。ましてやうちには私もいるしケアプランチームもある。
そのため現場にも入っているのだが、どうも希望としては居宅のケアマネをやりたいという思いがあるらしく、また腰痛もあるため大変そうではある。

そこでうちの法人は何を考えたかというと。
そのケアマネには希望通り居宅のケアマネをやってもらうのはどうか。つまり、新たに居宅介護支援事業所を立ち上げよう、というのだ。
私が、居宅介護支援事業所が単独で利益を上げるのはまず無理ですよと言ったら、では訪問介護事業所も一緒に立ち上げてみては、ということになった。そうすれば、施設と訪問介護とで人材を無駄なく回せる、と。

私は、訪問介護事業所の管理者は2年ほどやったことがあるが、居宅介護支援事業所には直接関わったことはない。最初の職場である老健には在宅介護支援センターが併設されていたし、次の事業所でも建物の一角が居宅介護支援事業所として使われていたので、なんとなく見てきた、という程度である。

しかし新しいことを始めるのは大好きなので、私は一も二もなく賛成した。何にせよ事業を拡大するのはいいことである。
いわゆる「囲い込み」をする気はさらさらないが、今後さらに提供するサービスの種類が増えていけば、利用者さんの便宜を図りやすくなるのは確かだし、職員研修も行える。

それに今回の提案は、新しいケアマネの使いどころと言うよりも、むしろ私の使いどころを考えた結果なのかもしれない。「あいつにはもうちょっと仕事をさせないと」と以前より思っていて、新規事業の立ち上げなんか丁度いいんじゃないの? てなことになったと。

新規事業を始める以上は、何か他所の事業所にはない独自性を打ち出したい。まずはそこから考えていこう。

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