高齢者はマッサージがお好き

高齢者はマッサージが好きだ。
私が以前勤めていた法人の持ついくつかのデイサービス事業所では、マッサージ専門のスタッフを雇ったり派遣してもらったりして、利用者さんに無料で提供していたのだが、どこの事業所でも非常に好評だった。
いや、これは何も高齢者に限らないのかもしれない。私個人は、痛いだけで気持ちが良いと思ったことがないけど……肩こりがどういうものも知らないし。

医療保険の適用となるマッサージを、訪問で行っている事業所がある。
先日、うちの施設にそうした事業所が営業に来た。

医療保険の適用とするには、医師の指示書が必要だという。それがあれば、鍼灸、マッサージ、そしてリハビリ(と言っても行うのはあん摩マッサージ指圧師だが)もできるとのこと。

もちろんうちの施設にも協力医院があるが、入居者さん全員がそこを主治医としているわけではない。主治医の先生によっては、快く指示書を書いてくださるかもしれないが、なかなか難しそうかな……と思える先生もいる。

マッサージがその方にとってどうしても必要だ、そう判断される先生は少ないだろう。
そこで、「少なくとも体に悪いわけではないのだから、ご本人が希望されるのなら指示書ぐらい書いてあげよう」と考えるか、それとも「必要性の低いことに医療保険を使うのは医師として認められない」と考えるかは先生次第である。

施設ケアマネとしては。
例えば片麻痺の方で、どうしても麻痺側が硬くなりがちなので、個別機能訓練のメニューとして膝や足首の他動的なストレッチを毎日10分ほどしている方がいる。しかし専門の職員ではない者が行っているに過ぎないので、あん摩マッサージ指圧師の有資格者にやってもらえるなら、効果の点でもとても有難い話である。
また以前のエントリ(内反尖足との戦い)で述べた方についても、足を中心にマッサージしてもらえれば、尖足の進行予防に役立つだろう。

いくら望ましい援助であっても、施設職員が特定の方に対して今以上に長い時間関わるのは、他の方との公平性ということからも難しい。しかし主治医やその方の希望によって、料金(保険適用となれば一部だが)をご自身が負担し、外部の人間が来て行ってもらうことであれば、そうした問題を考慮する必要はなくなる。

そう思い、まずは無料でお試しをしてくれるようお願いしてみた。
2時間ほど時間を取り、施設の一区画に簡易ベッドを置いて、「今、マッサージの先生が来ていて、無料でやってくれるんですが、試しにどうですか?」と入居者さんたちに声をかけ、希望された方に受けていただく。
そして、施設職員からぜひともマッサージをお勧めしたい方、ご本人が是非これからもマッサージを受けたいと希望された方は、主治医の先生に指示書を依頼し、書いていただけた方について、医療保険による訪問マッサージの継続をお願いする……という方向で考えている。

医療費抑制の観点からは問題があるかもしれないが、自分が担当している高齢者のためになる、あるいは喜ばれることであれば、それでもいいかなと思ってしまう。
自費で受けることができればいいが、それだけの費用を継続して負担していける方はほとんどいない。

無料お試しの結果どうなったかは、また後日のエントリで書く……かも。

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