若い子たちに思う。

この仕事をしていると、若い子たち、つまり高卒や、専門学校・福祉系大卒の新人社員とも同じ目線で働くことになる。
私が管理者だったのは前職のわずか2年強だけで、その前は支援相談員・事務主任で現在は施設ケアマネ。職務の内容が違うので彼らよりもいい給料をもらってはいるが、別に上下関係はない。

彼らを見ていると、若いうちから偉いなあ、と心から思う。別に、介護の仕事だからではない。高卒の子が10代のうちから社会に出ていること、そして専門学校や福祉系の大学を出ているということは、やはり10代の頃には既に自分の仕事というものを見据えていたわけで……そんなに若いのに自分の人生を考えている。偉いよね。

そして23、4で10名以上の職員を束ねるフロア主任になったりする。凄いよなあ。
私なんて25まで学生だったし(^-^;

勉強していい大学を出なければ生きていけないわけではないけど、学歴が高い方が職業の選択肢が広がる。子供の頃にそう教わってきて、その言葉に甘えるように大学に入った。自分の仕事を決めることを先に延ばしただけで、小此木啓吾の言うモラトリアム人間そのものだった。

俺は今、偉そうに君たちに説教することもあるけど、君たちが今の俺の歳になる頃には、俺なんかよりもずっとりっぱな職業人になっているよ。

でも、少しかわいそうだと思うこともある。
ちゃんと若いなりに遊べているか? と。

介護の仕事をしていると生活が不規則になる。早番、遅番、夜勤とシフトに入っていれば、月のうち半分は出かけられない。以前からの友人と会う機会も減ってしまいそうだし、出会いの機会も減る。

私の20代前半は、都会の片隅で、バイトで稼いだ金で酒とギャンブル、映画や音楽三昧。基本は自堕落な生活ではあったが(^-^; 海外旅行などもすることができた。
でも田舎の学校(失礼(^-^;; )を出て、介護の仕事なんてしていたら、とてもまとまった休みは取れない。海外旅行なんて、それこそハネムーンしか機会がないだろう。

そうして不自由な時間の中で相手を見つけ、できちゃった結婚したりする。別にそれが悪いと言っているのではないが、二人で楽しむ時間を充分に持てたの? そのまんま子育てに入っちゃっていいの? もったいないよ! ……と思ってしまう。

介護業界も、有給くらいはごく当たり前に取れ、人並みに遊ぶのに不自由しないくらいの給与をあげられるようにならないと、職員の「若さ」を食い物にしているだけに思えてしまう。
私も、何だか責任の一端を感じる。

まあ、でもこう感じること自体、今の若い子を自分の古い価値観に当てはめているだけであって、彼らは彼らなりに人生を楽しんでいるのだろう。

私も歳取ったよね。ということで本日はここまで。

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